この数年間、日本での労働環境も大きく変わってきましたよね。
これまではスタートアップや中小企業での副業の解禁が目立っていましたが、最近では大企業でも特に金融業界でも副業解禁の動きが広がってきていることが大きく取り上げられています。
IT業界ではリストラが敢行されていたりと、VUCA時代と言われている中で個人のポータブルスキル&専門スキルというのが非常に重要な状況です。
いわば、いつ会社から放り出されてもポータブルスキルと専門スキルで再就職ができたり、自ら事業を始めることで収入を得ることができるということです。
そんなことは言われなくても分かってるよけど
忙しいし、何から始めれば良いか分からない。
勉強が重要なのは分かったけど、
どんな学習サービスが良いか分からない。
そんな方に向けて、目的別に学習サービスの良い点・悪い点をまとめてみましたので、参考にしてもらえればと思います。
世界で日本の社会人が一番勉強していない!って本当!?
世界38カ国が加盟しているOECD(経済協力開発機構)のデータでは25歳以上の社会人が短期高等教育機関に入学する割合はわずか4.6%で、OECDの平均37.6%を大きく下回り、OECD諸国では最下位です。また、30歳以上の「修士」課程への入学者の割合も3.2%と低い水準にとどまっています。
一方、1位のスウェーデンは54.2%、続いてニュージーランドも53.7%、アメリカでは30.1%と、高い数字になっています。
社会人の平均勉強時間は1日10分未満というデータもあったり。
なかなか痺れる結果になっていますよね。
日本の社会人学習に前向きになれていない理由
個人的にはいくつか要因があるかと思っています。
- 労働時間の長さ
日本人の労働時間は欧州などと比較すると長い傾向にあり、残業や休日出勤が当たり前のように行われています。そのため、仕事に追われて時間的余裕がなく、勉強に充てる時間が減ってしまうこと。 - 試験の多い教育制度
日本では中学校、高校、大学と進路を決める大きな試験がいくつかあり、早い段階で塾や予備校に通いながら勉強をすることが一般的になっているかと思います。そのため、社会人になってからは勉強に対する意欲が低下してしまう(バーンアウト状態)になりやすい環境であること。 - 社員研修が充実しすぎている
日本の企業は社員に対して研修制度を充実させており、仕事に必要なスキルや知識を身につけるための研修が行われています。そのため、社員が自発的に勉強する必要性があまり感じられていないこと。
ポータブルスキル&専門スキルが重要
下記の図が仕事に必要とされるスキルの種類をピラミッド状にしてものですが、価値観やモチベーションも大切ですが、職種を問わず汎用的に使うことができるポータブルスキルと職種や業務内容によって異なる専門的なスキルは転職や1人で仕事を行う上でも重要と言われています。
自分のスキルを棚卸しする際に、意識して仕分けすると良いかもしれません。
社会人おすすめオンライン学習サービス5選
■オンライン学習サービス比較表
サービス | グロービス学び放題 | LinkedIn Learning | Udemy | Schoo | gakko |
概要 | グロービスが提供する ビジネススキル向上のための オンライン学習サービス。 ビジネスマン向けの講座が豊富で、 マネジメント、リーダーシップ、 マーケティング、ファイナンスなど、 8,000本以上の講座がある。 | LinkedInが提供する オンライン学習サービス。 IT、ビジネス、クリエイティブなど 幅広い分野の講座があり、 ビジネススキル向上に役立つ講座が豊富。 | Udemyは、世界中の講師が オンラインでコースを提供する プラットフォーム。 幅広いテーマに合わせて 10万以上のコースや講座動画がある。 | オンラインで講師が行うライブ授業、 動画やテキストを通じた自習が可能な 学習サービス。 | IT、ビジネス、クリエイティブなど 幅広い分野のオンライン講座を提供する。 受講生同士での コミュニティ機能もあり、 学びを共有できる。 |
金額 | 6ヶ月:1,834円(税込) / 月 12ヶ月:1,650円(税込) / 月 | 月額:2,990円(税別) / 月 年間:1,990円(税別) / 月 | 2,000円~ / 講座 ※定期的にセールも実施 | オープン会員:無料 プレミアム会員:980円(税込) / 月 | 基本無料 |
公式サイト | https://hodai.globis.co.jp/ | https://www.linkedin.com/learning/ | https://www.udemy.com/ja/ | https://schoo.jp/ | https://gacco.org/ |
個人のスキルアップが求められている時代、キャリアやライフスタイルに合わせた学習習慣を身につけることで現在のお仕事や転職の際の解像度や選択肢も広げていくことができるので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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